toggle
2017-12-04

心とからだを巡る美vol.6 ~あなたが表現する美しさ~

あなたが感じる美しさは、あなたの美しさです。それを、表現していきましょう。

こんにちは。優香です。

心とからだを巡る美、この連載に一か月のお休み期間をいただいていました。その一か月の充電期間に、自分を見つめることができました。自分を見つめることや理解することって、とても面白いです。「ここまで」ということがなく、深く潜れば潜るほど、自分の中の澄んだ水に出会えるような感覚があります。それは、楽しく、意味深い贈り物のよう。わたしが潜って見つけたそれを、今回の最後の6回目にお送りしたいです。

最後のテーマは「こころの美」です。そしてそれを、表現していくこと。

難しいと感じますか? いいえ、すべてはあなたのこころから、始まります。あなたの美しさを見つめて、眠っているものを表現していきましょう。

〇美しさを、表現する。

美しさを、あなたが表現する。あなたが、美しさをその身で表す。どんなことを思い浮かべますか?

体型を理想に近づけること、肌をきれいにすること、誰かに親切にすること、ものを作って自分の内にある美しさを表現すること――。そのどれも、「こうしたい」という気持ちを持って、あなたが作り上げたものは、全部そうです。

ここでは、「あなたが何を美しいと感じ、何に安らぐのか」ということを、こころをベースにして、指針やイメージを持ち、具体的に表現していくことのヒントをお話します。世界にたったひとりしかいない、あなた自身に備わった美しさを磨いていくさらなる一歩になることを願っています。


どんな花が咲くかしら。

 

〇こころで感じるきれいを集める

どんな美しさがあなたの中にあるか、表現できるかは、どんな美しさが好きなのかと関係しています。

例えば、あなたはどんな花が好きですか? バラ、桜、カーネーション、向日葵、水仙、百合、パンジー……。色んな花があります。バラでも、大輪のバラが好きなのか、小さい花がいくつも咲いているのが好きなのか。大輪のバラが好きな人は、見た目にも分かりやすく華やかな美、そういうお洒落が好きだったりします (もちろん全員ではないですけれどね)。お洒落で分かりやすく表現しなくても、どこかにその「大輪のバラっぽさ」が、それを好きな人の中には何らかのかたちである、と思います。その花がよく似合う、ということもヒントになりそうです。

あなたはどんなものに美しさを感じますか? 惹かれるものや、心地いいものも、鍵になると思います。まずはそれを、集めてみてください。

〇エッセンスを抽出する

さあ、美しいと感じるものを集めたら、それのどんなところに惹かれるかを考えてみてください。それがあなたの中にある種です。それがもし、自分の中には到底そんなものがないように思えても、それが似合わないと思えても…、大丈夫。それはきっとあなたの中にあります。あなたが集めた、美しいものに惹かれる理由が、エッセンスになります。紙に書いたりして、具体的に目に見えるようにしてください。

例えば、わたしの場合なら次のような感じになります (美しさを感じるもの⇒惹かれる理由=エッセンス)。

見た目がきれいで洗練されたものが好き⇒「質がいい、丁寧につくられているから」
バラが好き⇒「華やさが好きだから」
青空と白い雲⇒「抜けるような感じや透明感があるから」

このように、具体的にどんなところが好きかを出していってみてください。誰かと同じものを見ていても、それのどこに良さや美しさを感じるかは人それぞれです。その違いこそが、あなたの中にある美しさに繋がるヒントになります。

 

〇かたちにしていく

エッセンスを抽出して、あなたの中の美しさの種に気づいたら、いよいよそれを現実的なものに変換していきます。この変換の仕方も人それぞれだと思うのですが、大切なのは、「毎日の中でできることにする」ことだと思います。

例えば、わたしのエッセンスでもある「透明感」を表現したいとします。そうすると、毎日お化粧をするときに、ベースメークをしっかりとつくるのは、わたしにはちょっと違う感じがします。思い切って下地だけにする、粉をつけるのをやめる、肌の透明感が増す色のリップにしてみる、等々。方法は本当に色々あります。今でしたら、寒くなってきていますので、湯たんぽや、ヘッドスパなどで血流からアプローチすることもいいかもしれません。

「やわらかさ」なら、肩の力を抜いてきれいに立つ、髪の毛をトリートメントする、アイメークに抜け感を出すなどがいいでしょうか。

あなたの生活の中で、ちょっとしたことでできること、それを日々重ねていくことで、種が目を出し、だんだんとその美しさのエッセンスが成長していきます。女性は男性よりも環境や日々の生活に染まりやすい生き物です。心地いいものを周りに少しずつ増やすことで、良い方向にも変化していきやすい生き物なのです。ですから、カタチから入って、外側からきれいをじわじわ浸透させていくと、いつの間にか、普段の自分が変化しています。外の世界に感じていた美しさを、自分の中の美しさに変えていけるのです。

 

〇本当はすぐそこにあるもの

人にいいところは素直に認められるのに、自分のそれは、なかなか受け入れられない…。そんなこと、ありませんか? わたしは、ありました。褒められても素直に受け取れなかったり、受け取ったら傲慢だと思われるのではないか、なんて不安に思ったりしていました。「きれい」や「美しい」に対するハードルを、とても上げてしまったのです。誰に言われるわけでもない、自分自身へのハードルです(今思えば、自意識が強かったのと、繊細だったのも、あるかとは思います)。

でも、自然の中で咲いている花を見た時に、「なんだ、全部きれいじゃないか」と思いました。大きくて華やかだけじゃない、小さくても可憐に咲いている花、葉のかたち、実のつけ方、咲く時期、みんな違います。色とりどりのその魅力の中で、女性の美しさもまた、本当に花のように様々な色やかたちがあって、百花繚乱、世界が豊かに彩られていくのだと思ったのです。結局、わたしの中にあったハードルは、勝手に作り上げた幻でした。

美しさは、なにかを越えるものではなくて、本当にすぐそこにあるものです。あなたが気づいたときから、その瞬間からそこにあるものなのです。

 

心とからだを巡る美、お楽しみいただけましたでしょうか。全部を通してわたしがお伝えしたかったことは、美はいつもわたしたちの内にあって、かつ生きているものだということ。そして、女性ひとりひとりの美しさがあるということ。色々なものが巡ることで、美しさは生きているとわたしは思います。美しさのエッセンスを集めて、世界の中にある美しさと、あなたの美しさをぜひ、繋げていってください。

優香
埼玉県在住。
大手化粧品メーカーの美容部員勤務後、オーガニックコスメの販売を経て、現在も化粧品業界で勤務。5年間、年1000名以上と、様々な年代の女性の肌を見てきた中で、スキンケアの力を実感するとともに、女性の本質的な美しさを引き出すために、アロマテラピーと植物の香り、人間の五感に興味を持つ。外見やかたちの美しさだけでなく、健康であり、女性ひとりひとりの持つ内側から輝く美しさを伝える。
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)