toggle
2017-08-08

【Column】こころをからだを巡る美vol.3 ~ふたつの世界をまたぐ眠り~ 

こんにちは。優香です。

大手化粧品メーカーでの5年間の勤務、オーガニックコスメの仕事を経て、今はまた別の化粧品メーカーで働いています。1年に2回も転職することになり、こうなるとは考えてもいませんでしたが、また自分を知る一つの機会になったと思っています。希望と適正のバランス、自分がどんな場所なら自分自身でいやすいか、生活はどうか、ということを模索しています。

個人的に生活の変化が多い時期となり、重要性を感じたのは睡眠でした。変化のタームにしっかり対応する時や、季節の変わり目など、頑張り時ほど睡眠はとても大切です。
今回は「眠り」をテーマにしていきたいと思います。

 

解放と修復


わたしたちは、起きている時、目が覚めている時が自分の人生だと、感じているでしょう。ですが人は、1日の約4分の1から3分の1くらい、眠っています。これは、とてつもなく大きい時間です。そして、人は眠っている間、目覚めている時の意識から解放され、体をも修復をします。リフレッシュ、リカバリー、リペア。意識と体を健全に継続させるため。

 

先日、こんな女性がいらっしゃいました。「残業が忙しくて深夜2時くらいまで仕事をすることもあります。そんな生活をするようになってから、肌がぼろぼろになってきて。高い美容液もいろいろ使ったのですけれど…、早く寝るのが一番肌の調子がよくなりました!」こんな経験、みなさんにもあるのではないでしょうか。
眠っている時は、目覚めている時のように、なにかを考えたりしません。眠りは、思考から解放される時間だと思います。そして、自分自身の自然な力で、自分を元気な状態に戻そうとしてくれます。確かにどんな美容液よりも、優秀かもしれませんね。

 

あなたにとっての良質な眠り


よく、夜10時から深夜2時をゴールデンタイムと言います。確かに、この時間にすでに就寝している生活は理想的。肌にもよし、生活リズムとしてもこの時間に寝ていれば朝早く目覚められるでしょう。この時間に眠れるように、生活リズムを整えていくことが、本来の自然のリズムに則った生活だとは思います。
ですが、現実的に、この時間に間に合わない方も、多くいらっしゃると思います。今すぐ、この時間に合わせることは難しい。では、どうすれば、より心地よい時間、心地よい眠りを毎日の習慣にできるでしょうか。
わたしのおすすめを、ご紹介致しますね。

 

makura

 

 

五感に心地よい眠りを


では、より質の良い眠りのために、わたしが大切だと思うことは、次の通りです。

・寝る2時間前には液晶画面を見ない
視界と意識を落ち着かせることは、とても大切。液晶画面はとても眩しくて刺激になりますし、夜の時間はあっという間。その画面を見る時間を朝にするだけで、全く違う時間になります。
・眠るときに身に着けるものを、自然素材のものにする
化繊は体が苦しいというか、体が呼吸しにくい感じがして、やっぱりコットンやシルクがいいです。
肌にまとわりつかず、ふんわり覆ってくれるような心地よい距離感。
・シーツなど寝具はまめに日光に干す
感覚的なことですが、洗い立て、太陽の光の匂いのするベッドは、そこで眠るときにより体にエネルギーを充電してくれると思います。またその匂いは、なんとも心を安心させてくれます。
・寝る前や睡眠時に内臓や足を冷やさない
夏はどうしても冷たい飲み物が美味しく感じます。ですが、冷たいものを摂りすぎると内臓に負担がかかります。エアコンを眠っている間にずっとかけているのも、とても体を冷やします。足を温めるのは、夏場でもとてもおすすめです。わたしは夏でも眠るときに靴下を重ね履きする派なのですが、この方が多少暑くても、心身共にリラックスできます。夏ですし、汗はかくもの。先月のコラムでも書いた通り、汗をかくのはとてもおすすめです。

・ゆったりと眠れる場所づくり、刺激になるものを避ける
1日の何分の1かを占める睡眠ですもの。あなたの眠る場所の肌の感触、周りを見たときの感じ、部屋の空気はどうですか?落ち着いて、全身の力を抜き、自分の体を包む空間になっているでしょうか?

・今日嬉しかったことやできたことを感じ入る、ネガティブなものは解放する
意外と効果の高さを感じるこちら。今日の楽しかったこと、自然と笑ったこと、目にしたきれいなもの、もらった言葉、美味しかったものは、あなたの体と心の栄養です。ネガティブなこともあったかもしれません。それは、その日のうちに、感謝して宙にお返ししましょう。きっと、星の光の中に溶けていくでしょう。それだけで、翌朝のあなたの体も心も軽くなります。

hosizora

 

眠りは、実はとても繊細なものだと思います。体の疲れ方や何かが違うと、朝起きた時の感覚が違います。朝起きて、体の調子を感じますよね?前日の出来事、体の具合、眠りの具合によって、翌日の体と心の状態までも左右されます。疲れを持ち越さないのはとても大切。そのための、あなたにとっての良質な眠りは何か、できることはあるか、ということを、ご自分の生活と体と相談してみてください。

 

 

昨日と今日と明日の区切り


一日の境目を、何で感じていますか?昨日、今日、明日は、どこが境目なのでしょう。時間は刻々と刻まれていて、そこに切れ目はありません。じゃあ、太陽が沈んだら?夜0時になって日付が変わったら?わたしは、眠りがとても大きな境目だと思います。
なにかごちゃごちゃしたままで眠りにつくと、なんだかすっきりしなくて、前日のもやもや、心配事などをつい引きずってしまうこともあるかもしれません。朝目覚めて、なんだかすっきりしない。新しい1日なのに、朝目覚めた瞬間に、朝日の美しさよりも、体のだるさや今日すべきこと、これから待っている忙しさなどに目をつむりたくて、軽やかな気持ちになれない。

そんなときは、ぜひ、眠りで今日と明日に区切りをつけましょう。夜眠るとき、今日のわたしはもうお仕舞。だから、今日の嬉しかったことを体に吸収して、あとはありがとう、さようなら。眠りには、「終わらせる」という、とても大きな力があると思います。いい終わり方をする、きっちりと今日と明日に線を引く。そうすることで、今日は今日、明日は明日、目覚めた瞬間から確実に存在している可能性に向けて、体と心がひらかれると思うのです。

ka-ten

 


優香

14816454411321-1024x576

埼玉県在住。
人材業界に就職後、学生の頃からの、女性をきれいにしたい、という思いを実現するため、化粧品メーカーの美容部員に転職。スキンケアの力を実感する。
年間1000名以上の女性の肌を見ていくなかで、「肌・心・体はひとつである」と確信。
表面だけの美しさでなく、健康であり内側から輝く美しさを伝える。
blog:fleurgrace

優香
埼玉県在住。
大手化粧品メーカーの美容部員勤務後、オーガニックコスメの販売を経て、現在も化粧品業界で勤務。5年間、年1000名以上と、様々な年代の女性の肌を見てきた中で、スキンケアの力を実感するとともに、女性の本質的な美しさを引き出すために、アロマテラピーと植物の香り、人間の五感に興味を持つ。外見やかたちの美しさだけでなく、健康であり、女性ひとりひとりの持つ内側から輝く美しさを伝える。
タグ: ,
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)